いいワインほど、
最初の一杯は本気を出していません。
その日は、少しいいワインを選んだはずでした。
売り場で3,000円台の棚の前にしばらく立って、いつもより一段いいものを手に取る。ラベルの産地を確かめて、今日はこれにしよう、と決める。帰り道から、もうその一杯のことを考えている。
家に着いて、栓を抜いて、グラスに注いで——そして一口目に、こう思う。
「……思っていたほどでもないな」
まずくはない。でも、値段のぶんの感動があったかというと、正直わからない。少しだけがっかりした気持ちを飲み込んで、そのまま食事を続ける。せっかく選んだのに、という後味だけが残ります。
ここでもうひとつ、心当たりのある方がいるかもしれません。
その日、飲みきれずに残した同じワイン。翌日にもう一杯だけ、と思って飲んだら——なぜかまろやかになっていた。角が取れて、香りも立っている。昨日より、あきらかにおいしい。
同じ1本です。値段も、銘柄も、保存の仕方も、何ひとつ変わっていません。変わったのは、時間だけでした。
もし心当たりがあるなら、あの日がっかりしたのは、ワインのせいでも、あなたの舌のせいでもありません。ただ、飲みはじめるのが早すぎただけです。
CHAPTER 01ワインは、開くまで本気を出さない
ワインの味を決める要素は、品種、産地、収穫年、造り手、そして値段。どれも買う前に決まっているものです。
いっぽうで、買ったあとに自分で変えられる要素が、ひとつだけあります。「開き具合」です。
渋みのもとであるタンニンに空気が触れると、その角が取れて、隠れていた果実の香りが出てきます。英国のワイン専門誌 Decanter は、これを「熟成という過程を、その場で再現しているようなもの」と説明しています。何年もかけて起きる変化の一部を、数時間に圧縮しているわけです。
そして、あの「翌日のほうがおいしかった」という体験。あれは気のせいではありませんでした。
閉じているときと、開いたとき
もう少し具体的に言うと、同じ液体から取り出せる情報の量が変わります。
ワインを飲み慣れた人が「この1本はまだ早い」と言うのは、まずいという意味ではありません。出てくるはずのものが、まだ出てきていないという意味です。
ただし、置いておけばいい、という話ではありません。空気に触れすぎたワインは、今度は果実味が痩せて平坦になっていきます。Decanter も、繊細なワインや熟成したワインについては「エアレーションによって軽やかな香りの多くを失うことになりかねない」と注意を促しています。
抜栓した瞬間はまだ閉じていて、時間とともに開いていき、あるところで頂点を迎え、そこを過ぎると今度は痩せていく。その頂点がどこに来るかが、ワインによって違います。
そして、いいワインほど時間がかかる
どのワインが、どれだけ空気を欲しがるのか。ここにも傾向があります。Decanter は「若く力強い赤ワインがもっとも恩恵を受け、繊細なものや熟成したものは慎重に扱うべき」としています。
その幅を、メーカーは公式サイトで0〜240分(0〜4時間)と示しています(3〜7年の若いワインの99%に適合、と併記されています)。軽い赤なら30分から1時間、しっかりしたものなら2時間前後、タンニンの強いものは3〜4時間が目安です。
効果が分かりやすいのは、タンニンのしっかりした若い赤——カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、ネッビオーロ。ボルドー、バローロ、リオハ、ナパ。ワイン売り場で、少し値の張る棚に並んでいるものと、ほぼ重なります。
偶然ではありません。タンニンは、そのワインが長く熟成していくための骨格です。長く置ける造りのワインほどタンニンを持っていて、だから価格も上がり、同じ理由で開くのにも時間がかかります。
1,000円台のワインを開けて「渋いな」と思うのは、まだ分かりやすいほうです。やっかいなのは、4,000円のワインを開けて「こんなものか」と思ってしまうとき。そのワインはまだ何も見せていないだけかもしれないのに、評価だけが先に決まってしまいます。
※ 0〜240分という範囲および「3〜7年の若いワインの99%」は、メーカー公式サイト(Vinxper Life CO., LTD. 調べ)の記載です。品種・産地の傾向を含め、いずれも一般的な目安であり、すべてのワインに当てはまるものではありません。感じ方には個人差があります。すでに酸化して風味が落ちたワインが元に戻る、という話でもありません。
CHAPTER 02では、その「ちょうどいい」をどう出すか
ここまでは、ワインの教科書に書いてあることです。問題は、これを家でやれるかどうかでした。
やってみると、壁が3つあります。
壁① 時間 ─ そもそも待てない
仕事から帰って、夕食の支度をして、ようやく座れたのが21時。そこから「では4時間おきましょう」とはなりません。翌朝1時です。
専門家がどうしているかというと、こうです。
3〜4時間前。つまり、夜7時に飲むなら昼過ぎには抜栓しているということです。
しかも困ったことに、いい1本を開ける日ほど、待てません。記念日、来客、久しぶりに会う友人。そういう日は、飲みはじめる時間のほうが先に決まっています。19時に乾杯すると分かっているなら、逆算して15時にはボトルを開けておかなければならない。現実に、そんな段取りを組んでいる人はほとんどいないはずです。
結果として、いちばん良いワインを、いちばん条件の悪い状態で開けていることになります。取っておいた1本ほど、その傾向が強くなります。
壁② 手間 ─ 移して、待って、洗う
本来なら、ここでデキャンタの出番です。ボトルからガラスの容器に移し替えて、空気に触れる面積を稼ぐ。効果は確かにあります。ただ、実際に家で使うとなると、ついて回るものがあります。
| 置き場所 | 口が広く背の高い容器なので、食器棚のどこかを占領します |
|---|---|
| 洗いにくさ | 細い口の奥まで洗うのが難しく、専用のブラシが要ることも |
| 割れる | 薄いガラス製が多く、扱いに気を使います |
| 待ち時間 | そして結局、30分から数時間待つ必要がある |
持ってはいるけれど棚の奥、という方が多いのは、たぶんこのためです。効果を知らないのではなく、日常の動線に乗らない。
壁③ 腕 ─ 「何分が正解か」が分からない
そして、いちばん厄介なのがこれです。
仮に時間と手間をなんとかしたとして、次に立ちはだかるのが「このワインは何分なのか」という問題です。銘柄が違えば違う。同じ銘柄でも収穫年で違う。保存状態でも違う。裏ラベルには、どこにも書いてありません。
ではプロはどうやって決めているのか。Decanter の手順の最後には、こう書かれています。
つまり、ソムリエがやっているのは「待つ」ことではなく、この見極めのほうです。何度か味をみて、山の頂点を探り当てる。——ただ、それが自分でできるなら、そもそも困っていません。
おまけに、この判断はやり直しがききません。開きすぎたワインを、閉じ直すことはできない。4時間かけて、頂点を通り過ぎていたと気づく。それが取っておいた1本だったときの徒労は、想像がつくと思います。
待てる時間と、移して洗う手間と、何分かを見極める腕。デキャンタという道具は、この3つを全部こちら側に要求してきます。おいしくなると分かっていても続かないのは、たぶん意志の問題ではありません。
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CHAPTER 03その4時間を、10秒に
この3つの壁——時間・手間・腕——を同時に外すために作られたのが、台湾のメーカーがつくるVinxper Expertという電動ワインエアレーターです。電動エアレーターというカテゴリーを世界で最初に生んだチームが、開発11年を経てたどり着いた第4世代にあたります。
やることは、ボトルに挿して、ダイヤルを回して、ボタンを押すだけ。1杯あたり、およそ10秒です。
3つ目が、いちばん大きいところだと思います。見極めという技術を、目盛りを合わせるという操作に置き換えている。
0/60/120/180/240。強弱ではなく、時間そのものが刻まれています。ワインの知識がなくても、自分がどのくらい待った状態を飲みたいかだけ決めれば選べます。迷ったら120分から。
4時間かかることが10秒で終わるのは、空気に触れる面積が違うからです。デキャンタは液面という限られた面積からゆっくり空気を取り込みます。この機械は特許を取得したベンチュリー構造で、吸い上げたワインに制御した量の空気を高速で混ぜてから注ぎます。触れる面積が桁違いに増えるぶん、短時間で同じところまで到達できる、という理屈です。
高い圧力のもとでワインに空気を注入すると、長時間のエアレーションと同じ効果が得られる——この点が、科学誌サイエンティフィック・アメリカン(台湾版)に掲載された研究で示されています。またメーカーの公表によれば、WSET Level 4 Candidate および ISG Level 2 の有資格者によるテストで、混ぜる空気の量に応じてデキャンタで0〜240分置いたのと同等のエアレーションが得られることが確認されたとされています。
※ WSET=Wine & Spirit Education Trust、ISG=International Sommelier Guild。いずれもワインの国際的な教育・資格機関です。出典は記事末尾に記載しています。味わいの感じ方には個人差があります。
BENEFITそれで、夜がどう変わるか
ここまでが仕組みの話です。実際に手元にあると、変わるのはたぶんこのあたりです。
21時に座って、今日は少しいいのを飲もう、と思ったその場で開けられます。逆算も、待ち時間もありません。
チャイムが鳴る5分前にボトルを開けても大丈夫です。グラスに注ぐその瞬間に、開いた状態にできます。
いちばんおいしくないタイミングで飲みはじめて、ボトルの後半でようやく本領が出る——という順番が、逆になります。
同じ銘柄を60分と120分で飲み比べてみる。ワインの見え方が、少し変わります。
デキャンタを買う費用も、置き場所も、洗う手間も要りません。使い終わったら、水を入れた容器に挿してボタンを押すだけです。
RECORDこの道具が、どれだけ選ばれてきたか
ここまで読んで「そうは言っても」と思われた方へ。客観的な事実だけを並べておきます。
(メーカー公表)
の開発期間
達成率/1,828人
電動ワインエアレーターというカテゴリーそのものを生んだチームが、2023年に立ち上げたブランドがVinxperです。翌2024年に発表されたのが、この第4世代 Expert(VX8-U)になります。
日本でも、1,030人が先に選んでいます
日本で先行販売を行ったときの、クラウドファンディングの結果です。
1,030人が、実物を手に取らないまま先に購入を決めたということになります。コメントは303件、活動報告は8回。数字だけの企画ではなかったことが分かると思います。
クラウドファンディングは、店頭で現物を見て買うのとは違います。届くのは数か月先で、返品もききません。それでも1,000人以上が手を挙げた——この道具が「試してみたい」と思わせるだけの説明力を持っていた、という証拠にはなると思います。
受賞と、メディア掲載
REVIEWS使っている人は、どう言っているのか
海外Amazonに寄せられた声です。
星5と星4を合わせて88%。うち星5だけで76%を占めています。
エアレーションありとなしの差は昼と夜ほど違った。さらに60分と90分・120分の違いも、香りでも味でもはっきり分かった
カナダ・星5/2024年10月・要約4台目のVinxperです。ブラインドテイスティングをしたが、みんな一貫してエアレーションしたグラスのほうを選んだ
オランダ・星5/2025年5月・要約一番の“おっ”となる瞬間は、ボタンを押すだけでワインが注がれること。ボトルを傾ける必要がない
カナダ・星5/2024年9月・要約※ 海外Amazon(米国・カナダ・オランダ)のレビューを日本語に要約したものです。いずれも個人の感想であり、感じ方には個人差があります。
SUPPORT買ったあとのこと
電動製品である以上、個体差はゼロになりません。だからこそ、届いたあとのことも先に書いておきます。
お届けから7日以内に不良・破損が見つかった場合は、送料当社負担で交換または返品・返金いたします。ご連絡先は info@vinxper.jp、詳細は返品・返金ポリシーをご確認ください。
さらに、お買い上げから1年間の製品保証が付いています。通常のご使用における故障・不具合は、交換または修理にて対応いたします。
お手入れ、充電の持ち、対応ボトル、白ワイン・スパークリングの可否といったご質問は、商品ページのQ&Aにまとめています。
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最後に
ワインの味は、買う前に決まっているものばかりではありません。買ったあとに自分で変えられる要素が、ひとつだけあります。
それが「開き具合」で、これまでは4時間という時間を払わないと手に入らないものでした。その時間を10秒に置き換える、というだけの道具です。
せっかく選んだ1本を、閉じたまま飲み終えてしまわないために。
※本記事は広告です。価格・仕様は掲載時点のものです。